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元町映画館☆特集

元町映画館2016年ベストセレクション

お客様がもう一度見たい作品を募集し、投票数の多かった作品を再上映! めっちゃおもろいから見てや!

(c)2016日活
(c)2016日活
元町映画館で毎年実施している「元町映画館ベストセレクション」。
これは前年に当館で上映されたすべて作品の中からお客様がもう一度見たい作品を募集し、投票数の多かった作品を再び上映するという。まさにベストセレクション。
関西弁でいうと「めっちゃおもろいから見てや!」。

今年は例年になく、作品に対するアツいコメントが多く「売れた、ではなく愛された映画」ばかりが選ばれました。

上映作品

リップヴァンウィンクルの花嫁

(c)RVWフィルムパートナーズ
(c)RVWフィルムパートナーズ
2016年に当館で上映するや否や、連日満席。2か月後に異例のアンコール上映を実施しても多くのお客様がご覧になった本作。『花とアリス』の岩井俊二監督が贈る現代版のおとぎ話。黒木華や綾野剛、Coccoといった俳優陣に加えて随所に見られる名脇役たち。SNSで出逢った恋人との出会いと別れ、そしてこれまたSNSで出会ったなんでも屋との関係。良い意味でツッコミ所満載。いつしか自分が映画の中の時間に生きているような感覚になるまさに岩井俊二マジック!

友だちのパパが好き

今年から設けられたスタッフがお客様に何としてでも見て欲しい想いから設けられた「リベンジ枠」作品。親友が自分の父親を好きになったことから生じた恋愛模様を描いた純愛コメディ。世の中の純愛映画とはまるで違います。運命的な出会いでPOPな音楽も流れません。あるのはまっすぐな相手への愛情だけです。出演者がみんな真剣だからさらに笑えます。「本当にこの娘、お父さんのこと好きやん」と言いたくなります。真面目がバカを見る。「自分の気持ちに正直に生きろ!」と映像でまっすぐに訴えてきます。タモリさんも言ってました「友達なんかいなくてもいいんだよ」。そうここにあるのは友情ではなく愛情。愛は地球を救います。

Every Day

短編を中心に国内外で多くの反響を得た手塚悟監督作品。目の前に現れた恋人、しかし彼女は事故によって昏睡状態だった。そして彼女は言う「1週間だけ時間をもらったの」。限りある時間の中で大切な人と一緒にいれることがどれだけ貴重であるかを教えてくれる。大切にしている人がいる人間は全員必見。ご飯を作ったり、キャッチボールしたり、おしゃべりしたり、どうでも良いと思っていた毎日がきっと違った日々に思えてくるはずです。

ヴィクトリア

今回唯一の洋画枠。そして今回唯一の悲劇の美女の登場です。なんと言っても本作の見どころは140分ワンカット。一言で言えば撮りっぱなし。ずっとカメラを向け続けたカメラマンにも拍手を送りたい。ドイツ・ベルリンにやってきた少女ヴィクトリア。4人の青年との出会いが彼女の全てを変えていきます。本作は何度見ても言いたくなるなでしょう「知らない人に付いていったらあかんで」と。「軽率な行動は身を滅ぼすぞ」と。人生何が起こるか分からない、まさに映画館でしか味わえない映画体験、夢の140分。

面白い作品、面白くない作品。世の中にはいろんな作品が溢れかえっていますが、迷ったらこの4作品をご覧ください。どの角度から見ても面白い元町映画館の看板作品です。考える前にまずは劇場へお越しください!
元町映画館2016年ベストセレクション

上映期間
4/8(土)~4/14(金)
一般料金 ¥1500


※4/9(日)公開『リップヴァンウィンクルの花嫁 serial edition』のみ料金一律¥2000

詳しい上映スケジュールはこちら